コープ・生協の食材宅配サービスを利用し始めるきっかけとして、
- 妊娠・出産・育児
- 夫婦共働き世帯の増加
- 少子高齢化
これら買い物への負担を減らしたいという世帯が挙げられます。
しかし、
- 何から始めたらいいのかしら?
- どこのコープ・生協を選べばいいの?
- 何が注文できるの?
- 配達料はいくら?年会費とかあるの?
- 毎週注文しないといけないの?
こんな悩みや疑問を抱えているご家庭も多いはず。
今回は生協の食材宅配サービスを始めるまでの流れを4ステップに分けて解説したいと思います。
ステップを踏むことで、スムーズに生協の食材宅配サービスを始めることができます。
この記事を参考に生協の食材宅配サービスを検討してみてくださいね。
【STEP1】利用できる生協を知る
まずは「利用できる生協を知る」ことから始めましょう。
というのも、利用できる生協は地域によって異なります。
そのため、あなたが住んでいる地域で利用できる生協を知る必要があります。
例えば「おうちコープ」。
キャッチーなネーミングと知名度の高さから関東近郊でも利用できると思われがちですが、
実はおうちコープは神奈川・静岡・山梨県にお住まいの方でないとサービスが利用できません。
関連記事≫おうちコープとコープデリの違いは「宅配エリア」にあり
このように地域によって利用できる生協は必然的に決まってしまいます。
散々調べた後に「我が家は配達エリア外だった」なんてことになってしまうと、無駄に体力や時間を消耗するだけです。
まずは生協を比較する前に、お住まいの地域に対応している生協を調べましょう。
全国の生協は下記リンク先から調べることができます。
例えば東京都の方を参考にしてみます。
検索窓に「郵便番号」もしくは「都道府県名」を入力します。
すると、
東京都で利用できる生協
- コープデリ
- パルシステム
- 生活クラブ
- なのはな生協
- しぜんはくらぶ
- 産直の東都生協
利用できる生協(コープ)が検索結果として表示されます。
東京都にお住まいの方が生協の食材宅配サービスを始める場合、この中から比較検討することになります。
まずはあなたがお住まいの地域で利用できる生協を知ることから始めましょう。
【STEP2】生協を比較する
お住まいの地域で利用できる生協を知ったら次は「比較」です。
比較ポイント
- 商品の値段
- 商品の品揃え
- 商品の品質
- 手数料(宅配料金)
- 割引制度
- 出資金
ざっくり挙げるとこんな感じ。
ただ、ご家庭によって優先度が違います。
例えば
など、食材宅配サービスを利用するにあたって「何を優先させるか」をはっきりさせておくことです。
優先させるポイントを抑えることで「比較」がしやすくなり、あなたにとってベストな生協を選ぶことができますよ。
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商品の値段
食費に直結する商品の「値段」は誰しも気になるところ。
同じ商品でも生協によって数円~数十円くらい値段が違うことがあります。
金額の大小にかかわらず、差額というのはどうしても起きてしまいます。
例えば「牛乳」。
同じ牛乳でも生協によって20~30円ほど値段の違いがあります。
牛乳を1年間(52週)毎週注文すると
52週×20~30円=1,040~1,560円
これだけ差額が出る計算に。
牛乳のようなご家庭によっては毎日消費するモノの値段は絶対に把握しておきたいところ。
関連記事≫コープの「値段」は高いのか?ジャンルごとに検証してみた結果
商品の品揃え
商品の「品揃え」も比較ポイントのひとつ。
実際にサービスを始めて「自分がほしい商品が扱われていない」なんてことになったら解約を迷うレベルですよね。
実は生協によって品揃えにも大きな差があります。
品目の比較
- おうちコープ:約2,800品目
- パルシステム:約1,000品目
例えば「おうちコープ」と「パルシステム」を比較すると、取扱い品目(メインカタログ比較)だけでも倍以上の差があります。
生協で扱われている商品は大きく分けて2つ。
- PB(プライベートブランド)商品
- NB(ナショナルブランド)商品
PB(プライベートブランド)商品とは独自ブランドのことを指します。
パッケージに「CO-OP」と書かれている商品がコープのPB商品に該当し、生協でしか購入することができません。
ざっくり言えばイオンのトップバリュみたいなやつです。
コープ商品は全国の生協で扱われていますが、同じ商品が生協によって扱われていたり、いなかったり。
ネットだけの情報ではどんなコープ商品が扱われているのかは正直分からない所もあります。
また、NB(ナショナルブランド)商品の扱いも気になるところ。
NB商品とはいわゆるメーカー品のこと。
このNB商品も生協によって品揃えが異なります。
我が家は「おうちコープ」を利用していますが、PB商品とNB商品の割合は半々くらいです。
生協によっては独自色が強く、食品から日用品までPB商品で固めているところも存在します。
普段からスーパーマーケットを利用していると、やっぱりメーカー品に目が言ってしまいます。
メーカー品の品揃えも比較するポイントなのかなと個人的に思います。
離乳食目当てで生協を利用するママ・パパさんも中にはいると思います。
基本的に専門誌があるので、そこから離乳食だったり、おむつなどを注文する形になります。
ざっくり調べた感じですと、ミルクやおむつなんかはそこまで違いはなく、離乳食はメーカーが違えど同じような商品が扱われている傾向にあります。
ユーザーによっては「値段よりも品揃えが優先」という方もなかにはいると思います。
商品の品揃えも比較するポイントとして非常に重要と言えます。
商品の品質
食への意識が高まる昨今、食材宅配サービスを比較するポイントとして「品質へのこだわり」というものがあります。
口にするものだから「安心で安全な食品を買いたい」そんなユーザーも一定数いることでしょう。
どこの生協も国の安全基準をクリアしているとはいえ、生協によっては「品質に強みがある」ところも存在します。
例えば
- 化学調味料は使わない
- 遺伝子組み換え食品を避ける
- 食品添加物にできるだけ頼らない(使わない)
- 放射能検査の強化
- 農薬肥料の削減
国の安全基準よりもさらに厳しい独自の安全基準を設けている生協もあります。
- パルシステム
- 生活クラブ
上記2つは生協のなかでも品質に力を入れており、「ここの商品以外口にできない」なんてユーザーもいるほどです。
ただ、品質に力を入れていると、使える化学調味料や食品添加物を抑えるため、どうしても品揃えが少なくなってしまう傾向にあります。
生協のなかにはアレルギー物質に配慮した専門カタログも存在します。
我が家が利用しているおうちコープには、特定原材料7品目を使っていない専門カタログがあります。
関連記事≫【おうちコープ】アレルギー配慮(7品目不使用)された専門カタログが登場
「食べられるものが少ない」というユーザーにとってこうした配慮は貴重。
食の安全への取り組みも比較するポイントとして考えてるべきです。
手数料(宅配料金)
生協の食材宅配サービスは1週間に1回の配達ですが、配達のたびに手数料(宅配料金)はかかります。
注文の有無に関わらず毎週請求されるので、金額はしっかりと把握しておきたいところ。
宅配料金
- 生協によって異なる
- 金額は165~270円くらい
- 配達のたびに請求される
- 注文がない場合も請求される
- 注文金額によって割引がある
宅配料金は生協によって異なり、同じ生協内でもエリアによって金額が違うところも存在します。
金額としては165~270円くらいが相場。
ただし、お買い物金額によって割引が利きます。
例えば、東京都民がパルシステムを利用した場合。
1回の利用金額 | 宅配料金 |
12,000円以上 | 0円 |
5,000円以上 | 165円 |
2,000円以上 | 198円 |
2,000円未満 | 248円 |
お買い物金額によって割引が利き、一定額以上になると宅配料金が無料(0円)になります。
これは東京都にお住まいの方を例にしていますが、ほかのエリアでも料金システムとしては同じです。
ですから、「毎週どのくらい買い物をするか」これも生協を選ぶポイントと言えます。
割引制度
生協の食材宅配サービスには割引制度が存在し、対象者であれば宅配料金が割引されます。
割引制度は大きく分けて4つ。
割引名 | 割引内容 |
赤ちゃん割引 | 妊娠中~〇歳未満まで無料 |
子育て割引 | 〇歳~小学校入学前まで割引 |
シニア割引 | 65~70歳以上の方は割引 |
障がい者割引 | 障害手帳をお持ちの方は割引 |
各種割引の金額は生協によって異なりますが、割引の内容としてはだいたい同じです。
子育て支援に力を入れている生協ですと割引期間が長かったりします。
例えば「おうちコープ」。
おうちコープの赤ちゃん割引は妊娠中~3歳未満まで宅配料金が無料になります。
これがほかの生協だと、妊娠中~1歳未満とか、お買い物金額によって無料など内容がちょっと違います。
お子さんがいるご家庭は「赤ちゃん割引」「子育て割引」などの内容も比較するポイントと言えます。
出資金
生協の食材宅配サービスを利用するには生協の組合員にならなければなりません。
その際、必要となるのが「出資金」。
この出資金は生協を運営するために必要なお金のことで、組合員脱退時に全額返金されます。
出資金の金額は生協によって異なり、だいたい500円~1,000円になります。
基本的に加入時1回のみの支払いですが、一部生協によっては毎月支払うところもあります。
金額に大小はありますが、脱退時に全額返金されることを考えたら、比較ポイントとしての優先度は低いかと思います。
【STEP3】資料請求・お試しする
利用してみたい生協に目星をつけたら、「資料請求」や「お試しセット」を活用しましょう。
資料請求やお試しセットを活用すべき理由は以下のとおり。
ポイント
- 最新の情報が分かる
- スタッフに直接話を聞ける
- 商品を試せる
- 入会は自由
ある程度ネットでサービス内容について調べることはできますが、料金やカタログなどの情報が古かったりします。
いきなり申し込むのはリスクが高いです。
できることなら、最新の情報が記載された冊子、カタログを受け取ることが理想です。
また、希望者にはスタッフが訪問説明をしてくれるので、あらかじめ分からないことをメモしておき、その場で聞くこともできますよ。
商品の味、品質、調理の手間など、実際に注文できる商品を試したいならお試しセットがおすすめ。
友人や知り合いに「コープって便利だし、美味しいよ」と言われても、商品の味なんて実際に食べてみないと分かりませんよね。
冷凍食品メインで注文を考えているなら、入会前にぜひとも試しておきたいところ。
また、コープのお店でも同じ商品を購入することはできますが、おためしセットを活用すれば通常価格の半額で買えますよ。
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生協への入会は自由です。
資料請求やお試しセットを利用したからと言って入会する必要はありません。
もし断りにくいようでしたら、下記の内容を参考にしてみて下さい。
- ほかのサービス(具体的な名前)に決めている、もしくは検討中
- 宅配曜日、時間帯の都合が悪い
- 「置き配もできますよ」と言われたら、防犯上の観点から心配
- クレジットカードが使えない(口座振替のみの場合)のが不便
- 注文から商品が届くまでのタイムラグが不便
- やっぱりスーパーマーケットの方が使い勝手が良い
- 旦那に反対されている、相談してみる
- 商品が高い、少ない
ただ、なかには「さっさと始めたい」とか「訪問説明が苦手」「育児で余裕がない」という方もいると思います。
そんな方は「Web申込み」がおすすめです。
Web申込みならWeb上ですべて完結するので、申込書や電話、訪問説明などのやり取りがなくなりますし、生協によってはお買い物で使えるポイントが貰えることも。
デメリットとしては直接スタッフに話を聞けないこと、手続きが面倒(申し込み、組合員登録、出資金手続き、口座登録)なところくらいでしょうか。
本来なら「資料請求」や「お試しセット」を活用するのが理想ですが、やむを得ない場合には「Web申込み」という選択肢もあります。
【STEP4】申し込み・加入手続き
利用したい生協の食材宅配サービスが決まったら、「申し込み」・「加入手続き」をします。
申し込み時にヒアリングとして以下内容を聞かれます。
- マンションか?戸建か?
- 配達時、在宅しているか?
- 配達時に呼び鈴は押すか?
- 不在時(留守)はどこに商品を置くか?
- 注文書の置き場所はどうする?
- お子さんはいるか?
ざっくり言ってしまえば配達の打ち合わせですね。
次に組合員登録、出資金手続き、口座登録を済ませて終了です。
申し込み完了から注文開始まで2~3週間ほど。
生協によって若干違いはあると思いますが、始める流れとしてはだいたいこんな感じです。
今回のおさらい
生協を始めるまでの流れ
- 利用できる生協を知る
- 生協を比較する
- 資料請求・お試しする
- 申込み・加入手続き
生協の食材宅配サービスを始めるまでの流れは上記の4ステップ。
地域によって利用できる生協は異なるため、まずはお住まいの地域に対応している生協を調べましょう。
利用できる生協を絞り込んだら「比較」です。
生協によって価格帯や品揃えなどが異なるため、「何を優先させるか」をポイントとして抑えれば比較がしやすくなりますよ。
目星をつけたら資料請求・お試しセットで生協についてさらに深く知りましょう。
あとは申し込み、加入手続きを済ませて完了です。
生協を始めるまでの流れを確認したら、次は実践ガイトです。
下記リンク先では食材宅配サービスの注文~受取~支払いまでの流れを画像付きで解説しています。
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